トランス製作の初めは、やはり巻線機、このハネカム巻線機は10年程前まで現役でした。

工程の中間での検査実施に使用していた、自社製の検査機器です。指針型のメータがずらり並んでいます。現在はパソコン管理の自動試験機が導入されていますが、当時は2人掛かりで操作と指針計を読む係がチームワークで検査を実施していました。

当時は数量ロットが大きく、2列のベルトコンベアを使用して製造をしていました。現在は多品種少ロット生産へ移行している為、この機器は廃止されています。

ケース入りのトランスを最終的に手作業で、傷やゴミ等を除去している様子です。端子は貫通端子を使用しており、現在では入手が出来ない物となってしまいました。